今日はやけにごきげんじゃの。
なにか良いことでもあったかの?
マナブの顔にそう書いてあったからの。
またなにか調べものでもしておったのか?
昨日ママがスーパーで玉子を買い忘れちゃったみたいでさ。
ママに頼まれておつかいに行ってきてそのおつりもらったんだ。
報酬をもらえたんならおつかいも立派な仕事じゃろう。
子どもなのにお金稼いじゃった!
そうだ!今日はお金シリーズの2回目だね!
今回のテーマはなにー?
嘘のお金持ちがいるってこと?
“世間がイメージするお金持ち”と“実際のお金持ち”ではちがいがある、という話をしておきたいんじゃよ。
今日もよろしくね!
目次
お金に対するイメージ
マナブは“お金”に対してどんなイメージを持っておるじゃろう?
では“綺麗なイメージ”と“汚いイメージ”じゃとお金はどっちじゃろう?
よくママが「お金触ったらちゃんと手を洗うのよ」て言うからさ。
バイキンとかそういう
聞き方を変えたほうがよいな。
もしわしが
「お金儲けしたい」
「お金大好き」
と言ったらマナブはどう思うじゃろう?
でもなぜそう思うんじゃろう?
なんか下品というか、意地汚い感じがするからかなぁ。。
お金は汚いもの?お金儲けは卑しいこと?
このイメージがまちがってる、てこと?
“お金”というものが、“清らかで尊いもの”なのか、“
それはお金の使い方次第でどちらにもなりえる、ということなんじゃ。
お金は使い方次第で“綺麗なお金”にも“汚いお金”もなる
綺麗なお金にも汚いお金にもなる。。?
じゃあ使い方が大事ってこと?
ではどういうお金の使い方をするべきなのか。
だれかとだれかが取り引きするときに“お互いにとってメリットがある”、ということを表す言葉じゃ。
これは良いことではあるんじゃが、少し気をつけなきゃいけない。
どっちにもメリットがあるなら最高だと思うけど。。
当人同士の利益だけじゃと悪い取り引きも成立してしまう。
それがまさに“汚いお金”じゃ。
時代劇で「おぬしも悪よのう」と悪い顔をして
なにやってるかちゃんとわかってないんだけど、見た瞬間なんとなく「悪い人たちが悪いことしてるんだろうな」て思ってた。。
Win-Winだと足りないってことなんだね。
じゃあ自分にも相手にも世間にもメリットがあるようにする、てこと?
それを“
江戸時代から明治にかけて活躍した
それどころか、“三方良し”さえ守れば人の為にも社会の為にもなる素晴らしいことなんじゃ。
お金儲けは“三方良し”を守れば人の為にも社会の為にもなる素晴らしいこと
お金持ちってなんで悪いイメージがあるの?
なんとなくお金持ちって良くないことをしてるようなイメージがあるなぁ。。
お金持ちの中には悪いことする人だっているでしょ?
ニュースで見るような悪徳商売をして捕まる人がそうじゃろう。
じゃが、そういう人はほんのごく一部じゃよ。
世の中には良いことをしてるお金持ちのほうが断然多いじゃろう。
お金持ちのほとんどが綺麗なお金の使い方をしてるとわしは思っておる。
どうしてもお金持ちが良くないことしてるイメージを持っちゃうんだけどな。。。
ぼくおかしいのかなぁ。。
日本人がお金持ちに良くないイメージを持つのは仕方ないんじゃ。
それどういうこと??
じゃからお金持ちは
お金持ちに対して良くないイメージを持っておる日本人は、こういったフィクション作品の中の悪いお金持ちのイメージが残っておるんじゃろう。
おそらくお金持ちはこういうイメージではないかの?
AI生成
じゃあ“本当のお金持ち”はこうじゃないってこと??
“本当のお金持ち”はこうじゃろう。
AI生成
太ってない人ばっかだし!悪そうな人も怖そうな人もいない!
本当のお金持ちは健康管理をきちっとしておるから“太ってる人”は少ない。一般人のほうが多いくらいじゃろう。
お金持ちが“怖そうな人”や“悪そうな人”というのも実はフィクション作品の中の人物像なんじゃよ。
ほんとにこんな感じなの??
たとえば、“泥棒”をイメージしてみてほしい。
“アニメの泥棒”と“実際の泥棒”は違うじゃろう?
この場合は逆のパターンじゃがの。
“アニメの泥棒”より“実際の泥棒”のほうがよっぽど怖いんじゃよ。
“イメージ”と“実際”ってちがうものなんだね。
でもさ、なんで日本のドラマとかアニメはお金持ちを悪者にするの?
世の中にはお金持ちの人のほうが少ないからの。
そもそも日本国民は“
日本のドラマやアニメの影響で“官尊民卑”の意識の強い日本国民が多いから
わしのほうが聞きたいくらいじゃ。
“政府や公務員を尊び、民間企業や民間人を卑しむ”ということじゃ。
日本には、医者や教師や検事といった、“公務員”をヒーローとして描く作品が多いんじゃ。
主人公は“
アイアンマンやバットマンがそうじゃな。
お金持ちがヒーローだったらぼくなら憧れちゃうなーて!
要は、世界でいちばんお金を稼いでる国、ということじゃな。
お金持ちに憧れる子どもが多いってのもすごく関係ありそうだね。
お金持ちに悪いイメージを持ったままじゃと、お金持ちになろうとしても無意識に心のブレーキがかかってしまうからの。
じゃからこそマナブにはちゃんと正しく理解してほしいんじゃよ。お金のこともお金持ちのことも。
お金を正しく理解する
マナブ、実際に自分のお金で考えてみてほしいんじゃ。
“人にお金を支払うとき”と“人からお金をもらうとき”。
それぞれどんなケースがあるじゃろうか?
お金を払うときはゲームとかマンガを買ったときだったり、バスとか電車に乗ったときだったり。
お金ももらうときは今日みたいにママに頼まれておつかい行ったときとかかな。
あとはー。。。
まだあるじゃろうがそれでじゅうぶんじゃよ。
“ゲームやマンガを買ったとき”
“バスや電車に乗ったとき”
“ママに頼まれておつかい行ったとき”
この3つの共通点を考えてみよう。
お金を払う側はどんな気持ちになるじゃろう?
1つ目と2つ目はマナブの気持ち、3つ目はママの気持ちじゃ。
なんだろ。。。ちょっと難しいかも。。
あ!もしかして「ありがとう」じゃない??
お金は「ありがとう」のしるし
マナブが“人にお金を支払うとき”、
ゲームやマンガを買ったら
「楽しいものを提供してくれてありがとう」
バスや電車に乗ったら
「安全に早く移動させてくれてありがとう」
となるじゃろう?
逆にマナブが“人からもらうとき”、
おつかいを頼んだママは
「おつかいに行ってきてくれてありがとう」
という気持ちが込められておるんじゃ。
つまり、
お金は「ありがとう」のしるしなんじゃよ。
お金は「ありがとう」のしるし
だれかを喜ばせたときやだれかの役に立ったとき。
そういうときに「ありがとう」のしるしとして、人から人へお金が動くんじゃよ。
お金をたくさん稼いでおる人ほど喜ばせた量が多い、ということなんじゃ。
なんかだんだん「お金持ちは悪い人」て思うほうがおかしい気がしてきた。
“
本来の意味は“汚いことをしてお金持ちになるくらいなら清らかなままでいて結果的に貧しくてもそのほうがいい”ということ表す言葉なんじゃ。
じゃから人を喜ばせることや社会的に善い行いをしてお金を稼ぐことを否定する言葉ではないんじゃよ。
お金を稼ぐほど自分も人も社会も豊かになるんじゃ。
今まで誤解してたことに気づけたんじゃ。
気づいた瞬間から変わればいいんじゃよ。
これからは社会や自分の生活を豊かにしてくれるお金持ちの人たちに尊敬と感謝の気持ちがあればそれでいいと思うんじゃ。
じゃあ今日からお金持ちの人見かけたら両手合わせて
お金の循環は血液の循環と同じ
お金はいっぱい稼いで、あんまり使わない、てのがいいんだよね?
そうするとお金がいっぱい貯まるでしょ!
ほんとうに必要なものにお金を使ったほうがよいからの。
じゃが、お金を使わなければ使わないほどいいわけではないぞ。
前回を思い出すんじゃ。
お金をひとことで言うとなんじゃったかの?
そうだ、お金は使うことに意味があるんだった!
社会にとってのお金は、身体にとっての血液とおんなじじゃ。
身体をめぐる血液のように、お金は
もしどこかで
お金は、身体をめぐる血液と同じように“循環させる”ことが大事
(どこかで滞ると、足りない部分は衰えていってしまう)
役に立つことはいっぱいやってくれてるんだろうけどさ。なんかやだなーて。
「ありがとう」は人から受け取るばかりじゃなく、人に与えることも必要なんじゃ。
お金に関する言葉で、“よく集めよく
この言葉がまさに“お金は社会で循環させるべき”ということを表しておるんじゃ。
それってあんまり良い言葉じゃないじゃん。
だって“散ぜよ”ってお金を「ばら
この場合の“散ずる”というのは「ばら撒く」や「
社会のお金が回るほど経済が活性化して、日本全体が豊かになる。みんなが幸せになれるんじゃ。
じゃあすっごく素敵な言葉じゃん!さっきの恥ず!
この方じゃよ、その言葉を言ったのは。
見たことあるじゃろう?
ぼく知ってる人?
見たことないかの。1万円札の人じゃ。
どうりで見覚えがあるわけだ!
この方から学ぶことは多いから今後も出てくるじゃろう。
お金のもうひとつの意味
なにかわかるじゃろうか?
うーん。。。なんかヒントある?
前回マナブがママからお金をもらったケースがまさにそうじゃな。
えっと。。。
「ありがとう」しか出てこないや。
これもおんなじじゃないの?
「がんばってくれてありがとう」みたいなさ。
お金のもうひとつの意味。
それは「応援してるよ」じゃ。
お金は「応援してるよ」のしるし
でも「ありがとう」と「応援してるよ」てちょっと似てない?
じゃが決定的な違いがある。
「ありがとう」は受動的、
「応援してるよ」は能動的、
ということじゃ。
ノ・ウ・ド・ウ・テ・キ。。
受動的が“相手から”、
能動的が“自分から”、
ということじゃ。
つまり、
「ありがとう」のお金は相手から先に何かしてもらってそれに対してお礼をすることじゃ。
「応援してるよ」のお金は自分から先に今後成長しそうな相手を応援することなんじゃよ。
「応援してるよ」のお金が今後成長しそうな相手への応援。。。?
それが“お金を稼ぐこと”と“お金を増やすこと”につながる。
つまり、
“お金を稼ぐこと”は
ビジネスで「ありがとう」のお金をもらうこと
“お金を増やすこと”は
資産運用で「応援してるよ」のお金をあげること
ということなんじゃ。
- お金を稼ぐ
- ビジネスで「ありがとう」のお金をもらうこと
- お金を増やす
- 資産運用で「応援してるよ」のお金をあげること
でもお金をあげちゃったら増えないんじゃない?
投資の場合、長期的なリターンがある。
長い目で見ると最終的には増えるんじゃよ。
多くのお金持ちの人たちは、ビジネスでたくさんの人を喜ばせて「ありがとう」のお金をたくさん稼いで、その稼いだお金を「応援してるよ」という思いを込めてだれかの為に使う、ということをやっておるんじゃ。
お金持ちの中には慈善活動をする人も多い。
投資なら長期的なリターンがあるんじゃが、そういう見返りさえ求めないんじゃ。
「偽善だ!」
「売名行為だ!」
「どうせ税金対策だろ!」
と言う人もいるんじゃが、わしはそうは思わん。
「守りたい」
「力になりたい」
「ずっと大切にしたい」
と思える対象が我々一般人よりもはるかに大きい、というだけなんだと思うんじゃ。
お金にも時間にも心にもゆとりがあるんじゃよ。
お金持ちって素敵な人ばっかりなんだね。見習うことばっかりだ。
どうじゃ、お金持ちの人たちに対する悪いイメージはなくなったじゃろうか?
いまはお金持ち=良い人ってイメージ!
お金持ちについて考えてみる
何十億、何百億、それ以上のお金を持っておるんじゃ。
すっごい大豪邸に住んでたり別荘を持ってたりするよね!
お金持ちは働かなくても暮らせるのになぜ働くのか
ここでひとつ問題じゃ。
働かなくても暮らせるだけのお金がある。
なのに仕事を続けるお金持ちは多いんじゃ。なぜじゃと思う?
問 題
働かなくても暮らせるだけのお金があるお金持ちが仕事を続けるのはなぜ?
いままででいちばん難しい問題かも!
ぼくだったら好きなこととか楽しいことばっかやって自由に暮らしたいけどなー
次回までにマナブなりの答えを出してみてほしいんじゃ。
できるじゃろうか?
「次回までに」てことは今日はもう終わり?
次回この問題の答え合わせから始めよう。
じゃあ考えとくね!ハカセまたね!
マナブ次回も待っておるぞ。
まとめ
前回からはじまったお金シリーズ。
2回目の今日は“本当のお金持ち”というテーマ。
ハカセは「世の中の多くの人たちが持つ“お金儲け”=“卑しいこと”というイメージは日本のドラマやアニメの影響によるもの」だという。
その上で、マナブにこう伝えた。
お金儲けは“三方良し”を守れば人の為にも社会の為にもなる素晴らしいこと
お金持ちに悪いイメージを持ったままでは、お金持ちになろうとしても無意識に心のブレーキがかかってしまうので、マナブにはお金のことを正しく理解してほしい、そういう思いでハカセはこのテーマを選んだようだ。
人から人へ動くお金には2通りの意味がある。
それは「ありがとう」と「応援してるよ」だという。
- お金を稼ぐ
- ビジネスで「ありがとう」のお金をもらうこと
- お金を増やす
- 資産運用で「応援してるよ」のお金をあげること
“社会のお金”は“身体の血液”と同じで循環させることが大事であることも伝えた。
ハカセはマナブに問題を出した。
「働かなくても暮らしていけるほどのお金があるお金持ちがなぜ働くのか?」と。
そんな人がいるのか、とマナブにとって想像もしないことでかつてないほど難問に思えた。
日が暮れ、答え合わせは次回に持ち越しに。
マナブは少しだけ名残惜しそうにしつつも、聞き分けよくハカセに笑顔で別れを告げ足早に帰っていった。
今日のテーマ“本当のお金持ち”は次回に続く。
- お金は汚いもの?お金儲けは卑しいこと?
- お金は使い方次第で“綺麗なお金”にも“汚いお金”にもなる
- お金儲けは“三方良し”を守れば人の為にも社会の為にもなる素晴らしいこと
- お金持ちってなんで悪いイメージがあるの?
- 日本のドラマやアニメの影響で“官尊民卑”の意識の強い日本国民が多いから
- 人から人へと動くお金はどういうものなの?
- 「ありがとう」と「応援してるよ」のしるし
- お金はたくさん稼いで、あまり使わず貯め込めばいいの?
- お金は、身体をめぐる血液と同じように“循環させる”ことが大事