お金

お金持ちって良い人?悪い人?①

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マナブ
マナブ
ふんふふん〜♪
ハカセ
ハカセ
なんじゃマナブ。
今日はやけにごきげんじゃの。
なにか良いことでもあったかの?
マナブ
マナブ
べ〜つになんでもないよ〜♪
ハカセ
ハカセ
はは〜ん。さてはまたママにおこづかいもらったんじゃろ?
マナブ
マナブ
うげ!なんでわかっちゃうのさ〜。。
ハカセ
ハカセ
ふぉっふぉっふぉ。
マナブの顔にそう書いてあったからの。

またなにか調べものでもしておったのか?

マナブ
マナブ
ちがうよ。
昨日ママがスーパーで玉子を買い忘れちゃったみたいでさ。
ママに頼まれておつかいに行ってきてそのおつりもらったんだ。
ハカセ
ハカセ
ほぉ、駄賃だちんということじゃな。
報酬をもらえたんならおつかいも立派な仕事じゃろう。
マナブ
マナブ
へっへ〜
子どもなのにお金稼いじゃった!

そうだ!今日はお金シリーズの2回目だね!
今回のテーマはなにー?

ハカセ
ハカセ
今回はじゃな、”本当のお金持ち”がテーマじゃ。
マナブ
マナブ
”本当のお金持ち”
嘘のお金持ちがいるってこと?
ハカセ
ハカセ
いんや、そういうことを言いたいわけではないんじゃ。

“世間がイメージするお金持ち”と“実際のお金持ち”ではちがいがある、という話をしておきたいんじゃよ。

マナブ
マナブ
そうなんだ。。気になってきた!
今日もよろしくね!

お金に対するイメージ

ハカセ
ハカセ
“お金持ち”のイメージの前に、まず“お金”のイメージについて話してみよう。

マナブは“お金”に対してどんなイメージを持っておるじゃろう?

マナブ
マナブ
どんなって言われてもな〜。。
ハカセ
ハカセ
そうかそうか。
では“綺麗なイメージ”“汚いイメージ”じゃとお金はどっちじゃろう?
マナブ
マナブ
そのどっちかなら汚いイメージかな。
よくママが「お金触ったらちゃんと手を洗うのよ」て言うからさ。
ハカセ
ハカセ
おっと、わしの聞き方が悪かったの。
バイキンとかそういう衛生えいせいめんの話ではないんじゃ。

聞き方を変えたほうがよいな。

もしわしが
「お金儲けしたい」
「お金大好き」

と言ったらどう思うじゃろう?

マナブ
マナブ
えーそんなの「ハカセどうしちゃったの?」て思うに決まってるじゃん!
ハカセ
ハカセ
そうじゃな。
でもなぜそう思うんじゃろう?
マナブ
マナブ
なんでかって言われたらなんでだろう。
なんか下品というか、意地汚い感じがするからかなぁ。。

お金は汚いもの?お金儲けは卑しいこと?

ハカセ
ハカセ
“お金”というものに対して、世の中の多くの人たちはいまマナブが言ったようなイメージを持っておると思うんじゃ。
マナブ
マナブ
てことは。。。
このイメージがまちがってる、てこと?
ハカセ
ハカセ
半分正解で半分不正解、といったところじゃろう。

“お金”というものが、清らか尊いもの”なのか、けがらわしく卑しいもの”なのか。

それはお金の使い方次第でどちらにもなりえる、ということなんじゃ。

お金は綺麗なもの?汚いもの?

お金は使い方次第で“綺麗なお金”にも“汚いお金”もなる

マナブ
マナブ
お金は使い方次第で。。。
綺麗なお金にも汚いお金もなる。。?

じゃあ使い方が大事ってこと?

ハカセ
ハカセ
そうなんじゃ。

ではどういうお金の使い方をするべきなのか。

よくビジネスや商売の世界でWin-Winウィンウィンという言葉が使われる。
だれかとだれかが取り引きするときに“お互いにとってメリットがある”、ということを表す言葉じゃ。

これは良いことではあるんじゃが、少し気をつけなきゃいけない

マナブ
マナブ
ん、なんで??
どっちにもメリットがあるなら最高だと思うけど。。
ハカセ
ハカセ
“世間”への意識が抜けておるからじゃ。

当人同士の利益だけじゃと悪い取り引きも成立してしまう
それがまさに“汚いお金”じゃ。

時代劇で「おぬしも悪よのう」と悪い顔をして賄賂わいろを渡すところを見たことはないじゃろうか?

マナブ
マナブ
あ!それ見たことある!
なにやってるかちゃんとわかってないんだけど、見た瞬間なんとなく「悪い人たちが悪いことしてるんだろうな」て思ってた。。

Win-Winだと足りないってことなんだね。
じゃあ自分にも相手にも世間にもメリットがあるようにする、てこと?

ハカセ
ハカセ
そのとおりじゃ。
それを三方良さんぽうよというんじゃよ。
マナブ
マナブ
さんぽうよし。。。?
ハカセ
ハカセ
“三方良し”とは、“売り手良し、買い手良し、世間良し”、という意味じゃ。
江戸時代から明治にかけて活躍した近江商人おうみしょうにんの心得で、今もなお受け継がれておるほど素晴らしいものなんじゃよ。

“三方良し”とは、“売り手良し、買い手良し、世間良し”のこと

ハカセ
ハカセ
お金儲けは悪いことでもなければやましいことでもない。
それどころか、“三方良し”さえ守れば人の為にも社会の為にもなる素晴らしいことなんじゃ。
お金儲けは良いこと?悪いこと?

お金儲けは“三方良し”を守れば人の為にも社会の為にもなる素晴らしいこと

マナブ
マナブ
そうだったんだ!
ハカセ
ハカセ
ということは“お金持ち”はどういう人かわかるじゃろうか?
マナブ
マナブ
いっぱい人とか社会の役に立った人ってこと?
ハカセ
ハカセ
大正解じゃ。
マナブ
マナブ
でもなぁ。。。

お金持ちってなんで悪いイメージがあるの?

マナブ
マナブ
頭ではわかるんだけどさ。
なんとなくお金持ちって良くないことをしてるようなイメージがあるなぁ。。
お金持ちの中には悪いことする人だっているでしょ?
ハカセ
ハカセ
たしかにゼロではない。
ニュースで見るような悪徳商売をして捕まる人がそうじゃろう。

じゃが、そういう人はほんのごく一部じゃよ。

世の中には良いことをしてるお金持ちのほうが断然多いじゃろう。
お金持ちのほとんどが綺麗なお金の使い方をしてるとわしは思っておる。

マナブ
マナブ
そうなのかぁ。。
どうしてもお金持ちが良くないことしてるイメージを持っちゃうんだけどな。。。
ぼくおかしいのかなぁ。。
ハカセ
ハカセ
おかしくなんかないよ。
日本人がお金持ちに良くないイメージを持つのは仕方ないんじゃ。
マナブ
マナブ
日本人が。。。?
それどういうこと??
ハカセ
ハカセ
日本のドラマやアニメではお金=欲望象徴しょうちょうとして描かれることが多いんじゃ。
じゃからお金持ちは私利私欲しりしよくに満ちた悪役のキャラクターにされる。

お金持ちに対して良くないイメージを持っておる日本人は、こういったフィクション作品の中の悪いお金持ちのイメージが残っておるんじゃろう。

おそらくお金持ちはこういうイメージではないかの?

AI生成

マナブ
マナブ
そう!お金持ちってこんなイメージある!

じゃあ“本当のお金持ち”はこうじゃないってこと??

ハカセ
ハカセ
そうじゃ。それはあくまでも作り話の世界のお金持ちじゃ。

“本当のお金持ち”はこうじゃろう。

AI生成

マナブ
マナブ
ぜんっぜんちがうじゃん!!
太ってない人ばっかだし!悪そうな人も怖そうな人もいない
ハカセ
ハカセ
お金持ち=太ってる、というのもそういう作品で刷り込まれたイメージじゃろうな。

本当のお金持ちは健康管理をきちっとしておるから“太ってる人”は少ない。一般人のほうが多いくらいじゃろう。

お金持ちが“怖そうな人”や“悪そうな人”というのも実はフィクション作品の中の人物像なんじゃよ。

マナブ
マナブ
まだちょっと信じられないよ。。。ハカセのこと疑ってるわけじゃないんだけどさ。
ほんとにこんな感じなの??
ハカセ
ハカセ
ドラマやアニメで“怖くて悪そうなお金持ち”をずっと見てきたから無理もないじゃろう。

たとえば、“泥棒”をイメージしてみてほしい。
“アニメの泥棒”と“実際の泥棒”は違うじゃろう?

この場合は逆のパターンじゃがの。
“アニメの泥棒”より“実際の泥棒”のほうがよっぽど怖いんじゃよ。

マナブ
マナブ
そう言われれば!
“イメージ”と“実際”ってちがうものなんだね。

でもさ、なんで日本のドラマとかアニメはお金持ちを悪者にするの?

ハカセ
ハカセ
そうしたほうが多くの人の共感を生むんじゃよ。
世の中にはお金持ちの人のほうが少ないからの。

そもそも日本国民は“官尊民卑かんそんみんぴ”の意識が強い、というのがある。おのずとそういう作品が多くなるんじゃろう。

お金持ちのイメージが悪い理由

日本のドラマやアニメの影響で“官尊民卑”の意識の強い日本国民が多いから

マナブ
マナブ
シャンソンピッピ?なにそれ?
ハカセ
ハカセ
シャンソンピッピて。。。。
わしのほうが聞きたいくらいじゃ。
©Pokémon. ©Nintendo ©Creatures Inc. ©GAME FREAK inc.
ハカセ
ハカセ
“官尊民卑(かんそんみんぴ)”じゃよ。
政府公務員尊び民間企業や民間人を卑しむということじゃ。

“官尊民卑”とは、“政府や公務員を尊び、民間企業や民間人を卑しむこと”

ハカセ
ハカセ
日本のドラマは特にわかりやすいじゃろう。
日本には、医者や教師や検事といった、“公務員”をヒーローとして描く作品が多いんじゃ。
マナブ
マナブ
「日本には」てことは他の国はちがうの?
ハカセ
ハカセ
アメリカはまったく違う
主人公は富豪だいふごうの社長”でヒーローなんじゃ。
アイアンマンやバットマンがそうじゃな。
©MARVEL ©WBEI TM & ©DC
マナブ
マナブ
じゃあさ!アメリカは「お金持ちになりたい!」て思う子どもが多いの??
お金持ちがヒーローだったらぼくなら憧れちゃうなーて!
ハカセ
ハカセ
日本よりアメリカのほうがお金持ちに憧れる子どもたちが多いじゃろうな。
ハカセ
ハカセ
何を隠そう、アメリカはGDPジーディーピー国内総生産)で常にトップじゃ。
要は、世界でいちばんお金を稼いでる国、ということじゃな。
マナブ
マナブ
アメリカがいちばんなんだ。。。
お金持ちに憧れる子どもが多いってのもすごく関係ありそうだね。
ハカセ
ハカセ
わしもそう思うよ。

お金持ちに悪いイメージを持ったままじゃと、お金持ちになろうとしても無意識に心のブレーキがかかってしまうからの。

じゃからこそマナブにはちゃんと正しく理解してほしいんじゃよ。お金のこともお金持ちのことも。

お金を正しく理解する

ハカセ
ハカセ
人から人へお金が動くとき、というのはどういうときなのか。

マナブ、実際に自分のお金で考えてみてほしいんじゃ。

“人に支払うとき”“人からもらうとき”
それぞれどんなケースがあるじゃろうか?

マナブ
マナブ
そうだなー
お金を払うときはゲームとかマンガを買ったときだったり、バスとか電車に乗ったときだったり。
お金ももらうときは今日みたいにママに頼まれておつかい行ったときとかかな。

あとはー。。。

ハカセ
ハカセ
っとと。
まだあるじゃろうがそれでじゅうぶんじゃよ。

“ゲームやマンガを買ったとき”
“バスや電車に乗ったとき”
“ママに頼まれておつかい行ったとき”

この3つの共通点を考えてみよう。
お金を払う側はどんな気持ちになるじゃろう?

1つ目と2つ目はマナブの気持ち、3つ目はママの気持ちじゃ。

マナブ
マナブ
これ3つともおんなじ気持ちになるの?!
なんだろ。。。ちょっと難しいかも。。
ハカセ
ハカセ
おつかいを行ってきてもらったママの気持ちになってみるのがいちばんわかりやすいじゃろうな。
マナブ
マナブ
おつかいを行ってきてもらったママの気持ち。。。。

あ!もしかして「ありがとう」じゃない??

お金は「ありがとう」のしるし

ハカセ
ハカセ
そのとおりじゃ。

マナブが“人にお金を支払うとき”、
ゲームやマンガを買ったら
「楽しいものを提供してくれてありがとう」
バスや電車に乗ったら
「安全に早く移動させてくれてありがとう」
となるじゃろう?

逆にマナブが“人からもらうとき”、
おつかいを頼んだママは
「おつかいに行ってきてくれてありがとう」
という気持ちが込められておるんじゃ。

つまり、
お金は「ありがとう」のしるしなんじゃよ。

人から人へと動くお金の意味①

お金は「ありがとう」のしるし

マナブ
マナブ
お金は「ありがとう」のしるし。。
ハカセ
ハカセ
そうじゃ。
だれかを喜ばせたときだれかの役に立ったとき
そういうときに「ありがとう」のしるしとして、人から人へお金が動くんじゃよ。
マナブ
マナブ
へぇーお金ってそういうものだったんだ!
ハカセ
ハカセ
“稼いだお金の量”は“人を喜ばせた量”じゃ。
お金をたくさん稼いでおる人ほど喜ばせた量が多い、ということなんじゃ。
マナブ
マナブ
そっか。。。
なんかだんだん「お金持ちは悪い人」て思うほうがおかしい気がしてきた。
ハカセ
ハカセ
そう感じるのは正しく理解できてきたからじゃろう。

清貧せいひんという言葉があるんじゃが、この言葉を“貧しいことが清らかである”とまちがえて捉えてる人が案外多い。
本来の意味は“汚いことをしてお金持ちになるくらいなら清らかなままでいて結果的に貧しくてもそのほうがいい”ということ表す言葉なんじゃ。

じゃから人を喜ばせることや社会的に善い行いをしてお金を稼ぐことを否定する言葉ではないんじゃよ。

お金を稼ぐほど自分も人も社会も豊かになるんじゃ。

マナブ
マナブ
お金持ちの人たちのことかんちがいしてたの申し訳なくなってきたよ。。
ハカセ
ハカセ
大丈夫、ちっとも遅くはないよ。

今まで誤解してたことに気づけたんじゃ。
気づいた瞬間から変わればいいんじゃよ。

これからは社会や自分の生活を豊かにしてくれるお金持ちの人たちに尊敬感謝の気持ちがあればそれでいいと思うんじゃ。

マナブ
マナブ
そうだね!
じゃあ今日からお金持ちの人見かけたら両手合わせておがむようにするよ!
ハカセ
ハカセ
マナブよ、それはちとやりすぎじゃ。

お金の循環は血液の循環と同じ

マナブ
マナブ
そう考えると。。。
お金はいっぱい稼いで、あんまり使わない、てのがいいんだよね?
そうするとお金がいっぱい貯まるでしょ!
ハカセ
ハカセ
たしかに節約は大事なことじゃ。
ほんとうに必要なものにお金を使ったほうがよいからの。

じゃが、お金を使わなければ使わないほどいいわけではないぞ。

前回を思い出すんじゃ。
お金をひとことで言うとなんじゃったかの?

マナブ
マナブ
あ!国が発行した交換券!
そうだ、お金は使うことに意味があるんだった!
お金ってなんだろう? ...
ハカセ
ハカセ
そのとおりじゃ。
社会にとってのお金は、身体にとっての血液とおんなじじゃ。
マナブ
マナブ
社会のお金は身体の血液。。?
ハカセ
ハカセ
そうじゃ。
身体をめぐる血液のように、お金は循環じゅんかんさせることが大事じゃ。

もしどこかでとどこおと、足りてない場所はおとろえていってしまうんじゃよ。

社会のお金=身体の血液

お金は、身体をめぐる血液と同じように“循環させる”ことが大事
(どこかで滞ると、足りない部分は衰えていってしまう)

ハカセ
ハカセ
もし「ありがとう」をいろんな人からたくさん言ってもらうけど、だれにも「ありがとう」を言わない人がいたとしたらどう思う?
マナブ
マナブ
なんとなく尊敬したくないかも。。。。
役に立つことはいっぱいやってくれてるんだろうけどさ。なんかやだなーて。
ハカセ
ハカセ
そうじゃろう?
「ありがとう」は人から受け取るばかりじゃなく、人に与えることも必要なんじゃ。

お金に関する言葉で、“よく集めよくさんぜよ”というものがある。
この言葉がまさに“お金は社会で循環させるべき”ということを表しておるんじゃ。

マナブ
マナブ
“よく集めよく散ぜよ”。。。

それってあんまり良い言葉じゃないじゃん。
だって“散ぜよ”ってお金を「ばらけ!」てことでしょ?

ハカセ
ハカセ
その部分はまちがわれやすい。

この場合の“散ずる”というのは「ばら撒く」や「散財さんざいする」ではなく「社会に還元かんげんする」ということを言っておるんじゃ。

ハカセ
ハカセ
“よく集めよく散ぜよ”という言葉を丁寧に表すなら、“お金は正しい方法で稼ぎ、社会が良くなることに使いなさい”ということじゃな。

社会のお金が回るほど経済活性化して、日本全体が豊かになる。みんなが幸せになれるんじゃ。

“よく集めよく散ぜよ”とは、“お金は正しい方法で稼ぎ、社会が良くなることに使いなさい”
(お金は社会で循環させるべきであることを表す言葉)

マナブ
マナブ
みんなが幸せになれるように社会が良くなることに使いなさい、て意味だったんだ!
じゃあすっごく素敵な言葉じゃん!さっきの恥ず!
ハカセ
ハカセ
なんにも恥ずかしいことじゃないよ。知らないことじゃからの。
マナブ
マナブ
ハカセ。。。
ハカセ
ハカセ
そうじゃ、写真を見せよう!

この方じゃよ、その言葉を言ったのは。
見たことあるじゃろう?

マナブ
マナブ
はて、どっかで見たことあるような。。

ぼく知ってる人?

ハカセ
ハカセ
そうか、あまり馴染なじみがないかもしれんの。

見たことないかの。1万円札の人じゃ。

マナブ
マナブ
あーそうだ!思い出した!
どうりで見覚えがあるわけだ!
ハカセ
ハカセ
渋沢栄一しぶさわえいいちさんという方じゃ。
この方から学ぶことは多いから今後も出てくるじゃろう。
マナブ
マナブ
渋沢栄一さんっていうんだね。覚えとく。

お金のもうひとつの意味

ハカセ
ハカセ
“お金は「ありがとう」のしるし”とさっき言ったんじゃが、実はもうひとつ意味がある
なにかわかるじゃろうか?
マナブ
マナブ
え!「ありがとう」だけじゃないの?!

うーん。。。なんかヒントある?

ハカセ
ハカセ
おーヒントか。
前回マナブがママからお金をもらったケースがまさにそうじゃな。
マナブ
マナブ
ママが「最近マナブいろんなことがんばってるから」って1,000円くれたときでしょ?
えっと。。。
お金ってなんだろう? ...
マナブ
マナブ
だめだ〜
「ありがとう」しか出てこないや。

これもおんなじじゃないの?
「がんばってくれてありがとう」みたいなさ。

ハカセ
ハカセ
それでも当てはまるんじゃが、もっとふさわしい言葉がある。

お金のもうひとつの意味。
それは「応援してるよ」じゃ。

人から人へと動くお金の意味②

お金は「応援してるよ」のしるし

マナブ
マナブ
「応援してるよ」

でも「ありがとう」と「応援してるよ」てちょっと似てない?

ハカセ
ハカセ
どちらもポジティブなメッセージがある、という意味ではたしかに似ておるな。

じゃが決定的な違いがある。
「ありがとう」は受動的
「応援してるよ」は能動的
ということじゃ。

マナブ
マナブ
ジュ・ド・ウ・テ・キ。。
ノ・ウ・ド・ウ・テ・キ。。
ハカセ
ハカセ
ありゃ、そんなに難しく考えなくてよいぞ。

受動的が“相手から”、
能動的が“自分から”、
ということじゃ。

つまり、
「ありがとう」のお金は相手から先に何かしてもらってそれに対してお礼をすることじゃ。
「応援してるよ」のお金は自分から先に今後成長しそうな相手を応援することなんじゃよ。

マナブ
マナブ
「ありがとう」のお金が相手がしてくれたことのお礼で、
「応援してるよ」のお金が今後成長しそうな相手への応援。。。?
ハカセ
ハカセ
ああそうじゃ。
それが“お金を稼ぐこと”と“お金を増やすこと”につながる。

つまり、
“お金を稼ぐこと”は
ビジネスで「ありがとう」のお金をもらうこと
“お金を増やすこと”は
資産運用で「応援してるよ」のお金をあげること
ということなんじゃ。

マナブ
マナブ
お金を稼ぐ=「ありがとう」のお金をもらう
お金を増やす=「応援してるよ」のお金をあげる
てことなんだ!前回の話とつながった!
お金ってなんだろう? ...
マナブ
マナブ
あれ。。
でもお金をあげちゃったら増えないんじゃない?
ハカセ
ハカセ
“お金をあげる”と表現したんじゃが、正確には投資する”じゃな。
投資の場合、長期的なリターンがある
長い目で見ると最終的には増えるんじゃよ。

多くのお金持ちの人たちは、ビジネスでたくさんの人を喜ばせて「ありがとう」のお金をたくさん稼いで、その稼いだお金を「応援してるよ」という思いを込めてだれかの為に使う、ということをやっておるんじゃ。

マナブ
マナブ
お金持ちって人から「ありがとう」ってお金をもらえることもいっぱいしてるし、「応援してるよ」って人にあげることもいっぱいしてる、てことなんだ!
ハカセ
ハカセ
そういうことなんじゃ。

お金持ちの中には慈善活動をする人も多い。

NPOエヌピーオーNGOエヌジーオーの団体に多額のお金を寄付したり、ボランティア活動したりする。
投資なら長期的なリターンがあるんじゃが、そういう見返りさえ求めないんじゃ。

ハカセ
ハカセ
じゃが、そんな彼らに対して、
偽善だ!」
売名行為だ!」
「どうせ税金対策だろ!」
と言う人もいるんじゃが、わしはそうは思わん。

「守りたい」
「力になりたい」
「ずっと大切にしたい」

と思える対象が我々一般人よりもはるかに大きい、というだけなんだと思うんじゃ。

お金にも時間にも心にもゆとりがあるんじゃよ。

マナブ
マナブ
見返りを求めないでいいこともしてるんだ。。ぜんぜん知らなかったや。
お金持ちって素敵な人ばっかりなんだね。見習うことばっかりだ。
ハカセ
ハカセ
ほんとそうじゃな。
どうじゃ、お金持ちの人たちに対する悪いイメージはなくなったじゃろうか?
マナブ
マナブ
うん!もうまったくないよ!
いまはお金持ち=良い人ってイメージ!
ハカセ
ハカセ
それはよかった!

お金持ちについて考えてみる

ハカセ
ハカセ
世の中には使いきれないくらいのお金を稼いだお金持ちもおる。
何十億、何百億、それ以上のお金を持っておるんじゃ。
マナブ
マナブ
ぼくも知ってるよ!動画でそういう人見たことある!
すっごい大豪邸に住んでたり別荘を持ってたりするよね!

お金持ちは働かなくても暮らせるのになぜ働くのか

ハカセ
ハカセ
そうじゃな。

ここでひとつ問題じゃ。

働かなくても暮らせるだけのお金がある
なのに仕事を続けるお金持ちは多いんじゃ。なぜじゃと思う?

問 題
働かなくても暮らせるだけのお金があるお金持ちが仕事を続けるのはなぜ?

マナブ
マナブ
うぇぇぇ!働かなくていいのに働く人なんているの?!
いままででいちばん難しい問題かも!
ぼくだったら好きなこととか楽しいことばっかやって自由に暮らしたいけどなー
ハカセ
ハカセ
世の中のほとんどの人はマナブとおんなじじゃと思うよ。
次回までにマナブなりの答えを出してみてほしいんじゃ。
できるじゃろうか?
マナブ
マナブ
わかった!考えてみる!
「次回までに」てことは今日はもう終わり?
ハカセ
ハカセ
そうじゃな、今日のテーマの“本当のお金持ち”じゃが、今日はここまでにしておこう。日が暮れてきたからの。
次回この問題の答え合わせから始めよう
マナブ
マナブ
そっかー。。。
じゃあ考えとくね!ハカセまたね!
ハカセ
ハカセ
ああ、気をつけての。
マナブ次回も待っておるぞ。

まとめ

前回からはじまったお金シリーズ。
2回目の今日は“本当のお金持ち”というテーマ。

ハカセは「世の中の多くの人たちが持つ“お金儲け”=“卑しいこと”というイメージは日本のドラマやアニメの影響によるもの」だという。
その上で、マナブにこう伝えた。

お金儲けは“三方良し”を守れば人の為にも社会の為にもなる素晴らしいこと

お金持ちに悪いイメージを持ったままでは、お金持ちになろうとしても無意識に心のブレーキがかかってしまうので、マナブにはお金のことを正しく理解してほしい、そういう思いでハカセはこのテーマを選んだようだ。

人から人へ動くお金には2通りの意味がある。
それは「ありがとう」「応援してるよ」だという。

  1. お金を稼ぐ
    • ビジネスで「ありがとう」のお金をもらうこと
  2. お金を増やす
    • 資産運用で「応援してるよ」のお金をあげること

“社会のお金”は“身体の血液”と同じで循環させることが大事であることも伝えた。

ハカセはマナブに問題を出した。
「働かなくても暮らしていけるほどのお金があるお金持ちがなぜ働くのか?」と。
そんな人がいるのか、とマナブにとって想像もしないことでかつてないほど難問に思えた。

日が暮れ、答え合わせは次回に持ち越しに。
マナブは少しだけ名残惜しそうにしつつも、聞き分けよくハカセに笑顔で別れを告げ足早に帰っていった。

今日のテーマ“本当のお金持ち”は次回に続く。

  • お金は汚いもの?お金儲けは卑しいこと?
    • お金は使い方次第で“綺麗なお金”にも“汚いお金”にもなる
    • お金儲けは“三方良し”を守れば人の為にも社会の為にもなる素晴らしいこと
  • お金持ちってなんで悪いイメージがあるの?
    • 日本のドラマやアニメの影響で“官尊民卑”の意識の強い日本国民が多いから
  • 人から人へと動くお金はどういうものなの?
    • 「ありがとう」と「応援してるよ」のしるし
  • お金はたくさん稼いで、あまり使わず貯め込めばいいの?
    • お金は、身体をめぐる血液と同じように“循環させる”ことが大事