そのお金どうしたんじゃ?
マナブのがんばりがママに認めてもらえたんじゃな。
“いろんなこと”ってなにをしておるんじゃ?
ハカセから教えてもらったこと自分でもいろいろ調べたり考えたりしてるんだ!ちゃんと覚えたいからさ!
自分自身で調べてみる、自分の目で確かめてみる、というのが大事じゃからの。
ところで今日はなに教えてくれるの?
お金シリーズ、てところじゃな。
じゃあ今日はお金シリーズの1回目ってことだね!
今日のテーマは“お金とはなにか”じゃ。
目次
お金とは
さすがにそんなのわかってるよー
マナブは“お金”というものをどういうものと理解しておるんじゃ?
お金があれば欲しいものが買えるからさ。
ぼくはまだ子どもで働いてないからパパが働いたお金からおこづかいもらってるけどさ。
どう?あってるでしょ?
なぜお金には価値があるのかとか、どうしてお金が必要なのかとか。
そこから一緒に考えてみよう。
そもそもお金ってどういうものなの?
生活するために必要なものをお金で手に入れることができるんじゃ。
食べるものも、着るものも、住むところもお金で手に入れられる。
じゃが当然お金というものがない時代もあった。
大昔は物と物を交換する“
なにかわかるかの?
おっきいものとかだと持ってくのが大変とか?
お金がないことでどんな不便さがあるのか。
同等の価値で交換しにくくて、
持ち運びしにくくて、
管理しにくくて、
保存しにくいんじゃ。
- 同等の価値で交換しにくい
- 持ち運びしにくい
- 管理しにくい
- 保存しにくい
お金があるとそれらの問題点が全て解消される。
つまり、
同等の価値で交換しやすくて、
持ち運びがしやすくて、
管理がしやすくて、
保存がしやすい。
これがお金の特徴なんじゃよ。
- 同等の価値で交換しやすい
- 持ち運びしやすい
- 管理しやすい
- 保存しやすい
じゃあさ、「お金とはこういうもの!」てひとことで言うならなんになるの?
“国が発行した交換券”じゃ。
券ってチケットってこと?
お金のしくみ
いまマナブが持っておるそのお札をよく見てごらん。
“
ちゃんと書いてある!
お金があると物を買えるからでしょ?
じゃがお金そのものに価値があるわけではないんじゃ。
お金にはなんで価値があるの?
その千円札は、千円札そのものに1,000円分の価値があるわけではないんじゃ。
もし絵の具で千円札を真っ黒に塗りつぶしてしまったら、お金として使えなくなる。
ただの黒い紙切れでしかなくなってしまうんじゃ。
でも千円札が“1,000円分の価値の物と交換できる”なら、千円札そのものに“1,000円分の価値がある”ってことじゃないの?
じゃあ仮に、わしが突然“ハカセマネー”というお金みたいなものを作ったとしよう。単位は“円”じゃなくて“ジャロ”じゃ。
「ハカセマネー1,000ジャロ=1,000円の価値がある、
だからその千円札と交換しないか?」
と言ったらマナブは交換したいと思うじゃろうか?
そんなよくわからないお金あやしすぎるもん。
じゃが、どうしてそう思うんじゃろう?
だってそのハカセマネー1,000ジャロがほんとうに1,000円とおんなじ価値があるかわからないしさ。
それに1,000ジャロを使おうとしてもだれも物と交換してくれなさそうなんだもん。
国が発行した、というのが大事なんじゃ。
お金は国が発行したものじゃから信用がある。
つまり、
千円札なら1,000円分の価値の物と
1万円札なら10,000円分の価値の物と
交換できる券と国民全員が信じておる。
だからお金として使える、ということなんじゃよ。
お金って日本じゅうみんなが「その価値の物と交換できるもの」て信じてるから使える、ってことなんだね!
じゃからもしかしたら
なにが言いたいかというと、お金は交換券じゃからこそ使うことに意味がある、ということじゃ。
ディズニーランドのチケットを使わずに大事に大事にしまっておく人はおらんじゃろう?それと同じなんじゃよ。
ディズニーランドのチケットはディズニーランドにいかなきゃ意味ないもんね。
じゃあお金もらったらすぐ使えばいいってこと?
というのも、お金には3つの機能があるんじゃ。
お金はどうして必要なの?
価値の
価値を交換できることと、
そして、価値を保存できること。
この3つじゃ。
- 価値の尺度(ものさし)になる
- 価値を交換できる
- 価値を保存できる
“尺度”は“ものさし”のことじゃ。
“価値の尺度になる”は、
“価値のものさしになる”、てことじゃな。
“価値を測れる”とか“価値を数字にできる”、ともいえるかもしれんの。
お店に200円のサンドイッチと300円のサンドイッチが売ってたとしたら、300円のサンドイッチのほうが200円のサンドイッチよりボリュームがあったり具が豪華だったりするじゃろう?価値が100円分高いんじゃ。
例外もあるじゃろうが、基本的には商品の値段=その物の価値を表す、ということじゃな。
値段が高い商品を見たら「きっとこれ良い物なんだな」て思うもんね!
2つ目の“価値を交換できる”てのは、お金と物を交換するって意味でしょ。
それはわかるんだけど、3つ目の“価値を保存できる”はどういう意味?
その部分もうちょっと教えてほしいな。
3つ目の“価値を保存できる”についてじゃな。
これこそまさにさっき言った“お金を蓄えておくこと”、つまり“貯金すること”じゃ。
もし物々交換の時代じゃと、肉も魚もお米もずっとはとっておけない。
時間が経てばやがて腐ってしまう。
物をお金に換えることで
それが“価値を保存できる”ということじゃよ。
“貯金できる”というのもお金の機能のひとつじゃから活用したほうがいいんじゃよ。
お金はどうして必要なのか。
自分の持っておるお金が増えれば増えるほど買えるものが増える。
要するに、人生の
お金がないほど“できない”ことが増える。“選べなくなる”んじゃ。
もちろんお金があればあるほど幸せになれるというわけではない。
じゃが、お金がないと“選べなくなる”から不幸になりやすい、ということは忘れないでほしいんじゃよ。
そうならないようになりたいからさ、どうすればたくさんお金を手に入れられるの?
ひたすらいっぱい働くってこと?
お金を手に入れるにはどうしたらいいの?
“
たくさん得るならどちらも上手に取り入れることじゃろうな。
人に商品やサービスを提供して、その喜んでもらった分のお金がもらえるんじゃ。
いまマナブが言った“働く”というのがこっちじゃな。
もう一方の、“増やす”のほうは“
- お金を稼ぐ
- “ビジネス”でお金を得ること
- 例:商品販売、サービス提供など
- お金を増やす
- “資産運用”でお金を得ること
- 例:株式投資、不動産投資など
わかんない言葉ばっかり〜。。
“増やす”のほうは特にそうじゃろう。
じゃが大丈夫じゃ。
どちらも今後話す予定じゃからの。
そのために前に見せたわしのプランに
“ビジネスについて知る”
“投資について知る”
というのを入れてあるんじゃよ。
ちゃんと説明してくれるんだね。
じゃあまた今度ってこと?
もしかして今日はもうこれでおしまい?
“稼ぐ”と“増やす”についてはこのお金シリーズの中でも話すつもりじゃが、
わしとしてもそっちをマナブに知ってほしいと思っておる。
じゃがそれを理解するためには、どちらにも共通する“お金”そのものを前もってしっかり理解しておく必要があるんじゃよ。
ちゃんとプランのとおり覚えてく!
じゃあまたの。暗いから気をつけて帰るんじゃぞ。
まとめ
今日からお金シリーズがはじまった。
その初日である今日のテーマは“お金とはなにか”。
ハカセは「“お金”とは“国が発行した交換券”のこと。だから物やサービスと交換することに意味がある」だと言う。
ただ、「お金を手に入れたらすぐ使えばいいわけじゃない」と続けた。
マナブは、お金には以下の3つの機能があると教わった。
- 価値の尺度(ものさし)になる
- 価値を交換できる
- 価値を保存できる
3つ目の“価値を保存できる”は“貯金できる”ということなのだと。
ハカセはマナブに「お金があればあるほど幸せなわけではないが、お金がないと“選べなくなる”から不幸になりやすい」と伝えた。
お金を手に入れる方法は2通りあるのだと言う。
- お金を“稼ぐ”
- “ビジネス”でお金を得ること
- 例:商品、サービスなど
- お金を“増やす”
- “資産運用”でお金を得ること
- 例:株式投資、不動産投資など
すぐにでも学びたいマナブは「早く聞きたいな」とこぼした。
ハカセは「お金を“稼ぐこと”と“増やすこと”を知ってほしいからこそ、お金そのものをよく理解する必要がある」と伝え、マナブは素直に納得した。
「お金は夢や人生を支えてくれるもの」
ハカセのその言葉にどんどん興味が湧いてきて“お金”を知ることが楽しくなってきたマナブ。
その楽しみは次回にとっておくことにした。
- そもそもお金ってどういうものなの?
- “国が発行した交換券”
- お金にはなんで価値があるの?
- 日本国民全員がその価値の物と交換できると信じているから
- お金はどうして必要なの?
- 人生の選択肢が増えるから
- お金を手に入れるにはどうしたらいいの?
- お金を“稼ぐ”・“増やす”