お金

お金持ちって良い人?悪い人?②

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マナブ
マナブ
ハカセーいるー??
ハカセ
ハカセ
おーマナブ、遅かったの。
今日はもうこないかと思ったよ。
マナブ
マナブ
あっハカセいた!
いつもより遅くなっちゃった!待たせちゃった?
ハカセ
ハカセ
それはぜんぜんかまわんよ。
それよりマナブのことが心配だったんじゃ。
「なにかトラブルでもあったじゃろうか。。」と思っての。
マナブ
マナブ
ごめんね、心配させちゃって。
トラブルとかそういうんじゃないんだ!

今日は前回のテーマ“本当のお金持ち”の続きでしょ?
そのことでちょっといろいろ準備してたんだ!

ハカセ
ハカセ
ほぉ、そうじゃったのか!それは熱心じゃの。
マナブ
マナブ
はやくやろ!はやくやろ!
ハカセ
ハカセ
そうじゃな。
ではさっそく始めよう!
マナブ
マナブ
うん!

お金持ちについて考えてみる(前回の続き)

ハカセ
ハカセ
前回の最後に出した問題を覚えておるじゃろうか?
マナブ
マナブ
もっちろん!!
ハカセ
ハカセ
そうか、ではその答え合わせをしようか。

お金持ちは働かなくても暮らせるのになぜ働くのか

ハカセ
ハカセ
「働かなくても暮らせるだけのお金があるお金持ちが仕事を続けるのはなぜ?」
そういう問題じゃったの。

問 題
働かなくても暮らせるだけのお金があるお金持ちが仕事を続けるのはなぜ?

ハカセ
ハカセ
マナブが考えてきた答えを聞かせてくれるかの?
マナブ
マナブ
その答え3つ持ってきたんだけどさ、3つとも言っていい?
ハカセ
ハカセ
3つも用意したのか。それは楽しみじゃ。
もちろんよいぞ、言ってごらん。
マナブ
マナブ
えっとね、
1つ目は“1番のお金持ちになりたいから”
2つ目は“お金を稼ぐのが好きだから”
3つ目は世間体せけんていを気にしてるから”
てかんじ!

ねえ、どう?どう?
正解に近いのある??

ハカセ
ハカセ
ほぉ、こりゃ3つまったくちがう答えで面白いの。

正解ではないんじゃが、その3つの中じゃったらいちばん近いのは2つ目の“お金を稼ぐのが好きだから”じゃな。
もしかしたら1つ目の人もおるかもしれんの。

マナブ
マナブ
えぇー!2つ目が近いの?!
いっちばんないと思ったのに〜!
ハカセ
ハカセ
ん?なにを驚いておるんじゃ??
正解を当てたくて持ってきた3つなんじゃろう?
マナブ
マナブ
いや実はさ。。。。
さっきぼく「いろいろ準備してた」て言ったでしょ?
この問題の答えをぼくだけじゃなくて、いろんな人に聞いてみたんだ!

2つ目の答えは“クラスのみんなの答え”なの。
今日の放課後に仲良い友だち集めて聞いてきたんだ。

ハカセ
ハカセ
なるほど!
今日来るのが遅かったのはそういうわけじゃったのか。
マナブ
マナブ
そうなの。
1つ目が“ぼくの答え”で、3つ目が“ぼくのママの答え”なんだ!
ハカセ
ハカセ
これは斬新試みじゃ。
そうか、じゃから三者三様さんしゃさんようの答えというわけじゃな。

マナブはなぜ“お金を稼ぐのが好きだから”という2つ目の答えが正解じゃないと思ったんじゃ?

マナブ
マナブ
だってさ、前にハカセ「“好きなこと”より“得意なこと”を仕事にしたほうがいい」て言ってたでしょ?
人生の目的は幸せに生きること 人生の目的とは “幸せに生きる”という目的 ...
ハカセ
ハカセ
おぉ、それを踏まえてのことじゃったのか。
これは感心じゃ。前に学んだことを活かそうとしておるからの。
マナブ
マナブ
ぼくはそれ知ってたからさ。
みんなに「“お金を稼ぐのが好きだから”はちがうと思うよ」て言ったんだけど、「絶対これだよ!まちがいない」てみんな言ってその答えになったんだ。

でもこれがいちばん近いなんて。。。。

マナブ
マナブ
好きなことは仕事しちゃいけないんじゃなかったの?
あれは嘘だったの??ねえねえハカセー。
ハカセ
ハカセ
もちろん嘘なんかじゃないよ。
じゃから“お金を稼ぐのが好きだから”という答えは近いんじゃが、正解ではないんじゃ。
マナブ
マナブ
んん〜じゃあ正解はなんなの??
ハカセ
ハカセ
正解は“自分の本当にやりたいことだから”じゃ。

答 え
自分にとって“本当にやりたいこと”だから

マナブ
マナブ
へ???そんなこと???

“好きなこと”“やりたいこと”ってなんかちがうんだっけ?
前にもちょっとだけ教えてもらったような気もするけど。。

そもそもその2つってそんなちがくなくない??
似すぎてて簡単な説明じゃ納得できないかも〜

ハカセ
ハカセ
“好きなこと”“やりたいこと”は似ておる。
じゃが別物なんじゃよ。

“好きなこと”は“自分がおのずから求めること”
“やりたいこと”は“自分の意欲が向けられること”じゃ。

意欲のことは覚えておるかの?

マナブ
マナブ
えっと。。。。
あ、“理性と本能”のときにやったやつだ!

“意欲”はたしか“意識”と“欲求”が合わさったものだったよね!

夢へとつづく道 https://hakasetomanabu.com/shiawase...
ハカセ
ハカセ
しっかり覚えておるの。マナブ。

理性という頭の“意識”。
本能という体の“欲求”。
“意識”と“欲求”が合わさったものが“意欲”じゃったの。

つまり、
自分の理性と自分の本能がどちらも「これがやりたい!」と思えること、それが“やりたいこと”じゃ。

ハカセ
ハカセ
“好きなこと”“やりたいこと”には共通点がある
わかるじゃろうか??
マナブ
マナブ
うぇぇ?!ちょっと待ってよー。。
んーとんーと。。。。

あ。。。“好きなこと”も“やりたいこと”も、それやったら“どっちも楽しい気分になる”とか??

ハカセ
ハカセ
うむ、それも一つじゃな。
“好きなこと”も“やりたいこと”も目的は“心を満たすこと”じゃからの。
それをおこなうことで良い気分になるじゃろう。

もう一つあるんじゃ。
それはどちらも“本能が関わっておる”ことじゃ。

“好きなこと”は本能“やりたいこと”は理性と本能で構成されておるんじゃよ。

マナブ
マナブ
“好きなこと”は全部が本能で、“やりたいこと”は半分が本能なんだね。

でもそれってなんか関係あるの?

ハカセ
ハカセ
とっても関係あるよ。
なぜなら本能というものは気まぐれじゃからの。
マナブ
マナブ
そうだ。。。
この前ハカセ「本能はライオンみたいな猛獣」て言ってたもんね!

じゃあ“本能”ていう気まぐれなライオンがあっちこっち行かないようにするってこと?

ハカセ
ハカセ
そうなんじゃ。
じゃから“やりたいこと”ではなく“本当にやりたいこと”なんじゃ。

“本当にやりたいこと”は“自分の強い意欲が向けられること”
つまり、“自分の情熱を注げること”なんじゃ。

「これなら一生かけてでも続けたい」て心から思える。
そういうことを“本当にやりたいこと”とわしは呼んでおる。

“本当にやりたいこと”とは

「これなら一生かけてでも続けたい」と心から思えるほど、自分の強い意欲が向けられること

マナブ
マナブ
一生かけて。。。
続けたいと思えること。。。。?
ハカセ
ハカセ
そうじゃ。

お金持ちのほぼ全員が自分のビジネスを持っておる
そのビジネスこそがお金持ちにとっての“本当にやりたいこと”、“情熱を注げること”なんじゃ。

「これをやるためならちょっとくらいの目先のごほうびを我慢できる」と思える。
気まぐれな本能もその活動を楽しんでおるんじゃ。

ゲームに夢中になってたら大好物のお菓子を出されてもゲームのほうを優先するじゃろう?

マナブ
マナブ
ほんとだ!
“本当にやりたいこと”ってすごいんだね!

じゃあお金持ちにとっての“本当にやりたいこと”って自分の“夢”みたいなかんじ?

ハカセ
ハカセ
“本当にやりたいこと”と“夢”は近いんじゃが、ちとちがう。

“夢”というのは“自分のため”にあるものじゃからの。

ほら、“生き方ピラミッド”を思い出してごらん。
“夢”の先にあるものがあったじゃろう?

マナブ
マナブ
あ。。。生きがいだっけ!
ハカセ
ハカセ
そうじゃな。

正確には夢の上にあるのは他者貢献たしゃこうけんじゃな。
その“他者貢献”が自分の“生きがい”になる。

それこそがお金持ちにとっての“本当にやりたいこと”じゃろう。

ハカセ
ハカセ
お金持ちは自分のビジネスに“生きがい”を感じておる

「これが自分の使命なんだ」
「自分の存在価値はここにあるんだ」

と思えておるんじゃ。

じゃから仕事を続けておる。
これが“お金持ちの仕事を続ける理由”なんじゃよ。

お金持ちが仕事を続ける理由

自分のビジネスに“生きがい”を感じているから

マナブ
マナブ
仕事を続けるのは“生きがい”を感じてるから。。。

じゃあお金持ちの人たちは仕事ってものを“やらされ感”でやってない、てことなの?

ハカセ
ハカセ
そういうことなんじゃ。

「勉強がやりたくない」
「仕事がやりたくない」

と思ってしまうのは自分の“本当にやりたいこと”じゃないからじゃ。

自分が本当に心から「やりたい」と思えること
当然のようじゃがこれがすごく大切なことじゃ。

マナブ
マナブ
うーん、でも“やりたいこと”の半分は“本能”なんでしょ?
心から「やりたい」と思える、ていうの長く続けてるとなかなかむずかしくない?
ハカセ
ハカセ
わしは手ごたえ”が大事じゃと思っておる。
“手ごたえ”は楽しさや喜びや達成感を感じさせてくれるからの。

やりがい、働きがい、生きがい、全て共通するのは“手ごたえ”じゃ。

楽で無難ぶなんで平坦な道を選べば大きなリスクはないんじゃが、大きな成功もない。
大きな山の頂上を目指す険しい道にはリスクは大きいんじゃが、そこには大きな成功がある。

頂上へ向かって一歩一歩近づいていく感覚。
その手ごたえを楽しむんじゃよ。

マナブ
マナブ
手ごたえを感じることをやるのが大事なんだね!
じゃあみんなビジネスで成功する道を選べばいいってこと?
ハカセ
ハカセ
いやいや、ビジネスで成功する道だけが正しいわけではない。
価値観は人それぞれじゃからの。

円満な家庭をきずくこと、自分の子どもの成長を支えること。
それが“生きがい”という幸せの形もある。
これもじゅうぶん素敵な価値観じゃ。

ハカセ
ハカセ
わしが今回のテーマ“本当のお金持ち”でなにを伝えたいのか

お金持ちの人たちは自分だけが幸せになりたくてお金を稼いでるわけではない、ということじゃ。

マナブ
マナブ
自分だけが幸せになりたいわけじゃない。。。?
ハカセ
ハカセ
そうじゃ。

「多くの人たちを幸せにしたい」
「社会を豊かにしたい」

そういう思いで自分のビジネスをしておるんじゃ。

マナブよ、考えてごらん。
自分が着る服。
自分が食べるご飯。
自分が住む家。
自分が聴く音楽。
自分が観る映画。

どうやって生まれているのか
自然に生まれてくるわけじゃない。
そこには生産せいさん”してくれておる人が確かに存在するんじゃ。

ハカセ
ハカセ
その人たちのおかげでこうやって豊かな生活ができておる。
それを忘れちゃいかんのじゃ。
マナブ
マナブ
そっか。。。そうだよね。。
“あたりまえ”にあるものだと思ってたけど“あたりまえ”じゃないんだ。
がんばって作ってくれてる人がいる、てことなんだね。
ハカセ
ハカセ
そうなんじゃ。

自分自身も手ごたえを楽しみながら、世の中のたくさんの人を幸せにできたら、これほど素敵なことはないと思うんじゃ。

自分のビジネスで、自分の才能が発揮できるし、だれかを喜ばせることもできる
「これこそ自分の使命だ」と思えてもなんら不思議なことではないじゃろう?

マナブ
マナブ
たしかに!
自分も手ごたえがあるし世の中みんなの為にもなるしってことなんだね!
やっと理解できた!
ハカセ
ハカセ
そうか!それはなによりじゃ。
マナブ
マナブ
じゃあさじゃあさ!
“本当のお金持ち”って結局どういう人なの??

貯金が100億円くらいある人?
それともビジネスやって年収1億円くらい稼いでる人??

お金持ちを正しく理解する

ハカセ
ハカセ
おー結論が気になるんじゃな。

では先に結論を言おう。
“本当のお金持ち”とはファイナンシャルリテラシーを身につけておる人”のことじゃ。

“本当のお金持ち”とは

ファイナンシャルリテラシー(金融リテラシー)を身につけている人

マナブ
マナブ
え?階段からチラーミィ
©Pokémon. ©Nintendo ©Creatures Inc. ©GAME FREAK inc.
ハカセ
ハカセ
マナブは急に耳が遠くなるの
ハカセ
ハカセ
ちがうよ、“ファイナンシャルリテラシー”じゃ。
最近は金融きんゆうリテラシー”とも呼ぶようじゃな。
マナブ
マナブ
もう〜ハカセったらわざとむずかしい言葉使ってるでしょ!
ハカセ
ハカセ
これがとっても大事なんじゃよ。
マナブ
マナブ
ほんとに〜?そうなの〜?
まあハカセがそう言うんなら信じるけどさ。

んで、どういう意味なの??
そのファイなんちゃらちゃららシーって。

ハカセ
ハカセ
うん、金融リテラシーのほうで覚えようか
ハカセ
ハカセ
まず“金融”という言葉。

これは“金銭融通ゆうづう”という意味じゃ。
“自分と社会のあいだでのお金のやりくりと考えればよいじゃろう。

お金を稼ぐのも、お金を増やすのも“金融”に含まれるんじゃ。

ハカセ
ハカセ
次に“リテラシー”のほうじゃが、
もともとの意味は“読み書き能力”じゃ。

最近では、“特定の分野の知識があって、正しく理解したり使いこなしたりできる能力”という意味で使われておるの。

マナブ
マナブ
わかるようなわかんないような。。。

“金融”“リテラシー”の2つを合体させるとどうなるの?

マナブ
マナブ
できればカンタンに説明してほしいな!
ハカセ
ハカセ
そうじゃな、もっとシンプルに説明しようか。

“金融”と“リテラシー”を合わせてわかりやすくまとめるとするなら、“お金や経済に関する知識とスキル”じゃな。

これが“金融リテラシー”なんじゃ。

“金融リテラシー”とは、“お金や経済に関する知識とスキル”のこと

マナブ
マナブ
じゃあその金融リテラシーってのがあれば本当のお金持ちってこと?
ハカセ
ハカセ
そういうことじゃ。
マナブ
マナブ
うーん。。。なんかしっくりこないなぁ。

だってさ、それってお金持ってなくてもお金持ちって言えちゃうじゃん。

それに、その力がなくたってお金持ちの人はいると思うんだ。
たとえば宝くじで1等当たって5億円手に入れた人だってお金持ちじゃない?

宝くじで1等を当選した人はお金持ち?

ハカセ
ハカセ
たしかに宝くじで1等を当選した人も大金を持っておる。

じゃが、その人は“大金を手に入れた庶民”でしかないんじゃ。
本当のお金持ちとは言わないんじゃよ。

マナブ
マナブ
どういうこと〜?
全然理解できないよ〜。。
ハカセ
ハカセ
じゃあおんなじ立場になって考えてみようか。

マナブが宝くじで5億円当たったんじゃ。
マナブならどうするじゃろう??

マナブ
マナブ
えへへ〜そうだな〜
欲しい物全部買うでしょ〜
行きたいとこも全部行くでしょ〜
食べたいものも全部食べるでしょ〜

ちょっとくらい贅沢しても使い切らないと思うから、そんなかんじで好きなものを好きなだけ買って一生暮らすと思う!

ハカセ
ハカセ
そう、まさにそれじゃ。
マナブには悪いんじゃがそれは“庶民”の行動なんじゃよ。
マナブ
マナブ
ん??どゆことさ??
ハカセ
ハカセ
もし庶民が大金を手に入れた場合、
細々ほそぼそ切り崩して使う”か、
“計画せずに豪遊してすぐ使い切る”か。
ほぼこのどちらかになってしまうじゃろう。

庶民はお金を“使う”ことしかできない。“消費”か“浪費”なんじゃ。

最悪のケースは、“悪い人に騙されたり盗まれたりして失ってしまう”んじゃよ。。。

もし庶民が大金を手に入れると…
  • 細々と切り崩して使う
  • 計画せずに豪遊してすぐ使い切る
  • 悪い人に騙されたり盗まれたりして失ってしまう
夢へとつづく道 https://hakasetomanabu.com/shiawase...
マナブ
マナブ
えぇぇ!そんなぁ!
“本当のお金持ち”ならどうなるの?
ハカセ
ハカセ
“本当のお金持ち”には金融リテラシーがある。
お金の知識とスキルがあるんじゃ。

それだけの大金を持っておったら減らさずに生活できる

それに、お金を“守る”すべを知っておるから悪い人に奪われることもないじゃろう。

マナブ
マナブ
減らさずに生活。。。
お金を出してるふりってこと?
ハカセ
ハカセ
いやいや、そんなずるいことはせんよ。
お金を“増やす”ことができる、って意味じゃ。

それくらいのお金を持っておったら、減るお金より増えるお金のほうが多いんじゃ。

ハカセ
ハカセ
じゃが庶民は減らす一方なんじゃ。

これが金融リテラシーの差じゃ。
金融リテラシーがあればお金を“稼ぐ”ことも“増やす”ことも“守る”こともできる

つまり、“金融リテラシー”がある=“お金を動かせる力”がある、と考えてよいじゃろう。
自分の思うようにコントロールできるんじゃ。

“金融リテラシー”がある人

“お金を動かせる力”があり、自分の思うようにお金をコントロールできる人
(お金を稼いだり増やしたり守ったりする知識とスキルがある人)

マナブ
マナブ
“お金を動かせる力”って言われてもなぁ。。
金融リテラシーってそんなに大事なの??
ハカセ
ハカセ
そう思ってしまうかもしれんの。

じゃあ金融リテラシーを身につけないまま大金を持ったらどうなるのか。

イメージしてほしいんじゃ。
マナブがサバンナで真ん中におるとする。

ハカセ
ハカセ
マナブは美味しそうな肉を持っておる。肉食動物の大好物じゃ。

じゃが、それを守るのがふにゃふにゃのさくじゃったらどうなるじゃろう?

マナブ
マナブ
いっぱいライオンとかヒョウとかいっぱいこっちに寄ってきてあっという間に自分の肉が全部食べられちゃいそう。。。
マナブ
マナブ
もしかしてこれ。。。肉がお金のこと??
ハカセ
ハカセ
そうじゃ。
肉がお金柵が金融リテラシーじゃ。

金融リテラシーをほとんど身につけずに大金を持つというのは、ふにゃふにゃの柵で美味しそうな肉を守る、ということとおんなじなんじゃ。

お金の知識のない人には悪い人が寄ってきやすい。大金を持っておるならなおさらじゃ。
たくみな言葉に簡単に騙されたり、自分の知らないあいだにこっそり盗まれたりしてしまうんじゃ。

もしお金の知識がないと…

悪い人が寄ってきやすいため、騙されたり盗まれたりしてしまう

マナブ
マナブ
そんなことになっちゃうんだ。。
それがさっき言ってた最悪のケースなんだね。。
ハカセ
ハカセ
そういうことじゃ。

若くして大金を手に入れると、“大金はあるけどお金の知識がない”という状態になりやすい。
そうなると悪い人の食い物にされてしまうからとても注意が必要なんじゃよ。

ひと昔前の海外の子役の子たちがそうじゃったんじゃ。
幼いころに人気になり大金を手に入れたことで悪い大人が寄ってきて違法薬物を言葉巧みに買わされる
そして、手を出してしまって健康もお金も失う、道を踏み外してしまうんじゃ。。かわいそうな話なんじゃがの。

マナブ
マナブ
ひぇぇ。。おそろしい。。。

しかもそのお金って。。。
前回言ってた“汚いお金”なんじゃ。。?

ハカセ
ハカセ
そうなんじゃ。。
金融リテラシーがないと自分の行動で“汚いお金”に変えてしまってることもわからないじゃろう。
マナブ
マナブ
悪気がないのに社会に良くないこともしちゃってるんだ。。。
金融リテラシーが大事だってよくわかったよ。

ちなみに子役の子たちは大丈夫だったの?

ハカセ
ハカセ
わしも海外のゴシップに詳しくないからみなどうなったかは定かでないんじゃが、その中の1人の青年は周りの人の支えがあってなんとか薬物依存やくぶついぞんから抜け出せたらしいの。
マナブ
マナブ
そっか。。。。
でもそういう子がいてよかった!
ハカセ
ハカセ
そうじゃな(子と言ってもマナブより年上なんじゃが。。まあよいか)

一般的に、庶民の子どもは庶民になり、お金持ちの子どもはお金持ちになる、と言われている。
それは親から子へとお金そのものが継がれるからではなく、金融リテラシーが継がれてるからだと思うんじゃ。

庶民の親は自分自身にビジネスや資産運用しさんうんようの経験がないから自分の子どもに教えられないんじゃよ。

マナブ
マナブ
あ!それってかえるの子は蛙ってやつじゃない?
ハカセ
ハカセ
おーまさにそうじゃな。
そんなことわざよく知っておるの。
マナブ
マナブ
はじめて聞いたとき、
「いやそれオタマジャクシじゃん!」
てツッコんだから覚えてるんだ!
ハカセ
ハカセ
ふぉっふぉっふぉ。
そういうことじゃったか。それはマナブらしいエピソードじゃの。

わしもはじめてその言葉を知ったときそう思ったの。
じゃが、ちがったんじゃ。

その言葉は“蛙の子=蛙”ということではなくて、“蛙の子はいずれ蛙になる”、という意味なんじゃ。

つまりじゃな、
“子どもは親と同じ道をたどるものだから、子どもの頃は親に似ていなくても最終的には親に似る”
“庶民の子なら庶民に育つ”

ということを表した言葉なんじゃよ。

マナブ
マナブ
そういう意味だったの?!
これ恥ずいやつじゃん!友だちにドヤ顔でしゃべっちゃった!
ハカセ
ハカセ
そうやって失敗をしながら学んでいくものじゃよ。
「一つ学んだ」「成長した」と考えればよいんじゃ。

マナブと競うわけじゃないんじゃがわしも言葉をひとつを紹介しよう。

“人に魚をさずけることは、りょうの仕方を教えるにおよばない”という言葉じゃ。

マナブ
マナブ
そっちの言葉は知らないや!どういう意味なの?
ハカセ
ハカセ
“貧しい人に魚を与えてあげれば一日暮らせるが、魚の釣り方を教えてあげれば一生暮らせる”、という意味じゃな。
もともとは中国語なんじゃがの。

この言葉は、食べ物やお金を与えてもいずれは無くなってしまうが、知識やスキルを与えればその後の人生をずっと支え続ける、という教えなんじゃ。
前者より後者のほうがよっぽど価値がある、ということを言っておるんじゃよ。

“人に魚を授けることは、漁の仕方を教えるに及ばない”とは、“貧しい人に魚を与えてあげれば一日暮らせるが、魚の釣り方を教えてあげれば一生暮らせる”
(食べ物やお金を与えてもいずれは無くなってしまうが、知識やスキルを与えればその後の人生を支え続ける、という教え)

マナブ
マナブ
そっか。。たしかに!
“魚の釣り方”が覚えてたら自分で“魚”を手に入れられるもんね!

あ。。。
ひょっとして“魚の釣り方”が“金融リテラシー”てこと??

ハカセ
ハカセ
おぉさっしがよいな。そういうことなんじゃよ。

じゃからたとえ庶民の子であっても“金融リテラシー”さえ身につければお金持ちになれる

蛙の子だって蛙以外になれるんじゃよ。

マナブ
マナブ
それ聞いて安心した!

そっか。。そうだよね!
自分がお金持ちの子どもじゃないとしても、“金融リテラシー”ていう“お金を動かせる力”を身につけていけば、お金を稼いだり増やしたり守ったりできるようになってく、てことだもんね!
しっくりきたよ!

お金持ちと庶民のちがいはどういうところ?

マナブ
マナブ
なんかさ、その金融リテラシーってやつ以外に、お金持ちの人と世の中の人たちでちがうところある?
ハカセ
ハカセ
そうじゃな、あるといえばある。
マナブ
マナブ
それ聞きたい!
ハカセ
ハカセ
あくまで傾向じゃがの。
大きく分けるとこの3つにまとめられるとわしは考えておる。

価値を知っておる”
逆算を知っておる”
そして、適正てきせいを知っておる”、ということじゃ。

多くのお金持ちはこの3つを兼ね備えておるじゃろう。

マナブ
マナブ
価値と、逆算と、適正。。?
ハカセ
ハカセ
そう、その3つを知ることじゃ。
3つがセットじゃとなおよい。

自分にとって理想の未来像はどんな形かをよく理解する
その上で、そのゴールから現在地点までの道すじを描く
そして、適正のものだけを選んでゴールに近づく
という流れじゃな。

マナブ
マナブ
ちょっとなーあんまりイメージ湧かないかも。
具体的にこう、みたいなのはないの?
ハカセ
ハカセ
たしかにそうじゃな。例を挙げよう。

“部屋”をイメージするとわかりやすいじゃろう。

お金持ちは部屋が綺麗に片付いておるが、庶民は物にあふれておることが多いんじゃ。

それはお金持ちの場合、部屋の理想的な状態をイメージして、どうすればその状態になるか逆算し、サイズや量や価格など適正の物をそろえて理想の部屋にする、ということをしておるんじゃよ。

マナブ
マナブ
でもそれってさ、お金持ちだと部屋が広いとか収納が多いとかもあるんじゃない?
あとはお掃除する人にお願いしてるとかさ。
ハカセ
ハカセ
たしかにそういうこともあるじゃろう。
お金があればハウスキーパーさんに頼めるしの。

じゃが、そもそも意識がちがっておるんじゃ。

お金持ちは必要な物を必要な分だけ買う
じゃが、庶民はそんなに必要でなくても安ければ買ってしまう

部屋という“器”に対して、物という“中身”の量の“適正”を知っておるかどうかなんじゃ。

マナブ
マナブ
適正ってちょうどいいって意味だっけ?
ハカセ
ハカセ
そうじゃな。
ちょうどよくて正しい、ということじゃ。

目標が高すぎず、低すぎないこと。
良い習慣が多すぎず、少なすぎないこと。
仕事の期限が早すぎず、遅すぎないこと。

自分の身の丈に合ったことをする、分相応ぶんそうおうを守る、ということが大事なんじゃ。

これを蟹穴主義かにあなしゅぎという。
渋沢栄一しぶさわえいいちさんの言葉じゃ。

マナブ
マナブ
あ!渋沢栄一さん!
前回出てきた1万円札の人だ!
ハカセ
ハカセ
そうじゃ。
この方から学ぶことが多いんじゃよ。
マナブ
マナブ
“かにあな主義”の“かに”って海にいるかにのこと?
ハカセ
ハカセ
まさにその蟹じゃ。

“蟹は自分の甲羅こうらに似せて穴を掘る”、というところから、“自分の力量をよく知り自分の身の丈を守る”という考え方。

それが“蟹穴主義”なんじゃ。

“蟹穴主義”とは、“自分の力量をよく知り自分の身の丈を守る”
(“蟹は自分の甲羅に似せて穴を掘る”、というところから)

マナブ
マナブ
“蟹の甲羅”が“自分の力量”で、“蟹の穴”が“自分の身の丈”、てことなんだね。
ハカセ
ハカセ
そういうことじゃ。

お金持ちの人が物を持ちすぎないのは、管理”という部分もとても関係してると思うんじゃ。

自分が管理できる範囲というのにも適正がある
多すぎず、少なすぎない量である必要があるんじゃ。

物が多ければ多いほど管理が大変になる、手間がかかってしまうんじゃ。

自分の管理できる量を超えてしまうと「まちがえて同じ物を2個買ってしまう」みたいなことが起こるんじゃよ。

マナブ
マナブ
ギク!
まさにこないだおんなじマンガ雑誌のおんなじ号を買っちゃったばっかりだよ。。

じゃあお金持ちの人たちはそうならないってこと?

ハカセ
ハカセ
そうじゃな。管理する力があるからの。
そうならない人がほとんどじゃろう。

じゃがの、まちがってしまった対象が“物”や“お金”ならまだいい。

“時間”だけはそうはいかない、ということをお金持ちは知っておるんじゃ。

マナブ
マナブ
“時間”だけはそうはいかない。。?
ハカセ
ハカセ
そうじゃ。
お金持ちほど時間の尊さを知っておる

多くのものは失ってもまた手に入れられる。
お金だってそうじゃ。たとえ大金を失ってもまた稼げばいいと思っておる。

じゃが、人生の時間だけは減る一方
過ぎた時間をもう一度手に入れることはできないんじゃ。
「人生の時間ほどかけがえのないものはない」ということをお金持ちはよく理解しておる。

だからこそ自分にとって本当に大切なものに自分の貴重な人生の時間を使いたいんじゃ。

マナブ
マナブ
「人生の時間ほどかけがえのないものはない」。。。
大切なもののために時間を大切に使うってこと?
ハカセ
ハカセ
そのとおりじゃ。

「時間が大切」ということはみんな頭ではなんとなくわかっておる。
じゃが、時間は“目に見えないもの”
“目に見えないもの”を管理するというのはとても難しいんじゃ。

“目に見えるもの”を管理できない人が“目に見えないもの”を管理できるじゃろうか。

マナブ
マナブ
できなさそうかも。。
絶対“目に見えるもの”のほうがカンタンだもん。

そっか、だから部屋が綺麗、てことなんだね!

ハカセ
ハカセ
そういうことじゃな。

お金持ちは時間というものの“価値を知っている”からこそ、本気で時間を大切にしようとしてるんじゃよ。

お金持ちになるにはどうすればいいの?

マナブ
マナブ
じゃあ実際どうやったら“本当のお金持ち”になれるの?気になる!

あ、金融リテラシーだけじゃなくてたくさんお金を持ってるって意味で!

ハカセ
ハカセ
「どうすればお金持ちになれるのか」
そこがいちばん気になるところじゃろう。

お金持ちになれるかどうかは職業で決まるんじゃ。

マナブはどういう職業じゃと思う?

マナブ
マナブ
やっぱりお金持ちっていったら、スポーツ選手とか芸能人ってイメージかな!
ハカセ
ハカセ
たしかにそういうイメージはあるじゃろうな。
表舞台での活躍じゃと知る機会が多いからの。

スポーツ選手と芸能人はどちらも実力がすべての世界じゃから稼いでおる金額は人によってまちまちじゃが、わしの調べでは第一線で活躍する方や世界的に活躍する方で年収1億から30億円ほどじゃろう。

ほんのごく一部、この範囲を超えるほど凄まじい活躍をされる方も中にはおる。

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ハカセ
ハカセ
この方たちもじゅうぶんお金持ちといえるじゃろう。

じゃが、もっとお金持ちの職業がある

マナブ
マナブ
えぇーもっとお金持ち??

うーん。。。
じゃあ漫画家とか映画監督とか?

ハカセ
ハカセ
おそらくじゃが、その方々もスポーツ選手や芸能人と同じくらいじゃろう。
マナブ
マナブ
そうなのかぁ。。

あ!わかった!総理大臣じゃない?

ハカセ
ハカセ
首相はもっと少ない。
年収4000万円程度じゃと言われておる。
使える経費などを合わせても1億円ほどらしいの。
マナブ
マナブ
え〜ほかにあるかなぁ。

もう思い浮かばないかも。。。

ハカセ
ハカセ
そうかそうか。

マナブは普段どういうお店で服を買っておるんじゃ?

マナブ
マナブ
え、なに急に?

あ!もしかして気づいちゃった??
前よりオシャレだと思ったんでしょ?

いっつもママがユニクロで買ってきてくれるんだけど、こないだ「ジーユーにして」て頼んでさ!この服がそうなんだ!

© FAST RETAILING CO., LTD. 
ハカセ
ハカセ
おっと、すまんの。
そういうことではないんじゃ。
ハカセ
ハカセ
いまの日本の資産ランキング1位柳井正やないただしさん。
ユニクロやジーユーの会社、株式会社ファーストリテイリングの代表取締役じゃ。

この方がいま日本でいちばんのお金持ちなんじゃ。

© FAST RETAILING CO., LTD. 
マナブ
マナブ
服に気づいてくれたんじゃないんかーい!
マナブ
マナブ
ユニクロとかジーユーの服を作ってる会社のトップの人が日本でお金持ち。。。

それってどういうこと?
なんていう仕事になるの??

ハカセ
ハカセ
その職業とは、ずばり資本家しほんかじゃ。
マナブ
マナブ
てことは。。。
お金持ちになる方法は“資本家”になること??
ハカセ
ハカセ
いかにも。そういうことなんじゃ。
お金持ちになる方法

“資本家”(主にビジネスオーナー)になること

ハカセ
ハカセ
資本家というのは具体的には“ビジネスオーナー”や“投資家”のことじゃ。
“才能の見つけ方”のときの“4つの成功者パターン”でいうと“オーナー型”じゃな。
マナブ
マナブ
あ!“オーナー型”!それぼくが気になってたやつ!
才能の見つけ方 才能のない人なんていない https://hak...
マナブ
マナブ
“オーナー型”がいちばんお金を稼げる職業なんだ!
芸能人とかスポーツ選手とか漫画家とかよりお金持ちってこと??
ハカセ
ハカセ
もちろんじゃ。

資産ランキングというのを調べたらすぐわかる。
日本でも世界でもランキング上位に入るのは全員“オーナー型”の人たちじゃ。

しかもそのほとんどが“ビジネスオーナー”の方じゃな。
ごくわずかじゃが“投資家”の方もおる。

マナブ
マナブ
そもそも“ビジネスオーナー”と“投資家”って2つともなんなのかよくわかってないかも。。
ハカセ
ハカセ
そうか。たしかにそうなってしまうかの。

そうじゃな。。。
ではこれを見せよう。
“キャッシュフロークワドラント”というものじゃ。

実はこれは次回見せる予定じゃったが、先に見せたほうがイメージしやすいじゃろう。

ハカセ
ハカセ
この“キャッシュフロークワドラント”というものは、世の中の職業はE・S・B・Iの4つに分けられるという考え方なんじゃ。

Eが従業員
Sが自営業者
Bが“ビジネスオーナー”
Iが“投資家”じゃ。

世の中の多くの人は“従業員”か“自営業者”じゃ。

じゃが、お金持ちになれるのは、キャッシュフロークワドラントの右側
つまり、“ビジネスオーナー”“投資家”なんじゃよ。

マナブ
マナブ
右側の職業がお金持ちなんだね!

それでそれで??
その4つどういうちがいがあるの??

ハカセ
ハカセ
従業員は人のビジネスで自分が働く
自営業者は自分のビジネスで自分が働く
ビジネスオーナーは自分のビジネスで人やしくみが働く
投資家は人のビジネスでお金が働く

そういうちがいがある。

マナブ
マナブ
ビジネスオーナーは。。。
人やしくみが働く。。?

ちょっと待ってよ!
「お金持ちも働いてる」て言ってたよね?

ハカセ
ハカセ
わかりにくかったかもしれんの。

ビジネスオーナーを“人やしくみが働く”と表現したんじゃが、自分のビジネスをやっておるからちゃんと働いてはおるんじゃ。

労働ろうどうはしていない”という意味なんじゃ。

マナブ
マナブ
ほら!“労働はしていない”んでしょ!だめな大人じゃん!
だってそれって楽してお金儲けしてることになるでしょ?

それにハカセだって、さっき「楽な道はよくない」て言ってたじゃん!

ハカセ
ハカセ
たしかにそう言った。
じゃが、それとこれとではまったく意味が違うんじゃ。

次回のテーマは“お金を稼ぐとはなにか”なんじゃが、その話は次回の内容になる。
そこで詳しく話そう。

マナブ
マナブ
あ!ついに“お金を稼ぐ”やるんだね!
楽しみにしてたやつ!

そっか。。。。
じゃあ気になるけどわかった!

ハカセ
ハカセ
ちなみにさっき見せたキャッシュフロークワドラントの図じゃが、マルチ商法に利用されることもあるらしいんじゃ。
あの図を見せられたからといって何もかも信じてきってついていっていかんぞ。
マナブ
マナブ
そうなんだ。。わかった!
それも金融リテラシーがあれば自分を守れるってことだね!

【結論】本当のお金持ちとは

ハカセ
ハカセ
では2回に渡って話した“本当のお金持ち”というテーマじゃが、以上で終わりじゃ。
よくわからなかったところはないじゃろうか?
マナブ
マナブ
んーん、ないよ!ばっちり!
ハカセ
ハカセ
そうか!よかったよ。

では、まとめをしよう。
“本当のお金持ち”はどんな人か。

まとめるとこの7つじゃ。

本当のお金持ちとは
  1. 金融リテラシーを身につけている
  2. 価値・逆算・適正の3つを知っている
  3. 職業は資本家(主にビジネスオーナー)
  4. 働き続ける理由は自分のビジネスに“生きがい”を感じているから
  5. “三方良し”の精神で、人の為にも社会の為にもなるビジネスをしている
  6. ビジネスで「ありがとう」をお金をもらい、資産運用で「応援してるよ」のお金を与えている
  7. “よく集めよく散ぜよ”の精神で、社会のお金を循環させ、経済を活性化させている
マナブ
マナブ
おぉーこれが“本当のお金持ち”なんだ!
じゃあこの7つを全部クリアしたらお金持ちになれるんだね!
ハカセ
ハカセ
ああ、まちがいなくなれるよ。
ハカセ
ハカセ
。。。じゃがの、何度もくどいようじゃが、お金持ち=幸せ、というわけではない
お金持ちになることが目的にしてはいけないんじゃ。本当に大切なものを見失ってしまうからの。

自分の幸せは自分の心の中にある。
心が満たされておること、心が豊かであること。それがいちばん大事じゃ。

その幸せを感じられる瞬間が
“だれかを幸せにすること”
“社会の為になること”
といった“人の為”じゃったらそれがなによりなんじゃ。

そこだけはくれぐれも間違えないようにするんじゃぞ。

マナブ
マナブ
わかった。まちがえないようにする!

ハカセさっきさ、「このテーマでなにを伝えたいのか」てさっきちらっと言ってたけど。。
もしかしてこの“本当のお金持ち”ていうテーマってお金持ちになるためだけじゃないってこと??

ハカセ
ハカセ
そうじゃ、よく気づいたの。

我々一般人は気づかないうちにだれかに幸せを与えてもらってるんじゃ。

多くの人たちの生活を豊かにしてくれてる人がおる、ということ。
この生活の豊かさは当たり前じゃなくだれかのおかげ、ということ。

そのことに気づいてほしかったんじゃ。

マナブ
マナブ
そうだね。。。
いま着てるこの服だってなんにもないところから突然生まれたわけじゃないもんね。
お金を出せば手に入れられるから“あたりまえ”だと思っちゃってたけど。
ハカセ
ハカセ
わしはの、自分のビジネスで人々の生活を豊かにしてくれておる“お金持ち”というのは、低迷している日本経済を救ってくれる“現代のヒーローじゃと本気で思っておる。
マナブ
マナブ
“現代のヒーロー”。。。

そっか。。たしかにそうだよね。
みんなを幸せにしてくれてるんだもん。

ぼくもなれるかな。。。?

ハカセ
ハカセ
ああ、なれるとも。
本気で目指せばなんにだってなれる
マナブ
マナブ
本気で目指せばなんにだってなれる。。。
それほんと。。。。?
ハカセ
ハカセ
もちろん、ほんとうじゃよ。

自分で自分に限界を作ってしまったり、やる前から「どうせ無理」と思い込んでしまったりしないこと。
その“意識”が大事なんじゃ。

歴史を変えた偉人たちだっておんなじじゃ。

「自分なら絶対にできる」
「世の中にないものを生み出せる」
「今まで誰もできなかったことを成し遂げられる」

そういう思いで歴史を変えてきたはずじゃ。

ハカセ
ハカセ
世の中を幸せにできるほどのお金持ちになるためには、まずは金融リテラシーを身につけるところじゃ。

わしと一緒に一段ずつ階段を上がっていこう。

マナブ
マナブ
わかった!楽しみ!
ハカセ
ハカセ
今日はこれで終わりじゃな。
次回なんじゃが。。。。
ハカセ
ハカセ
いや、なんでもない。
マナブ
マナブ
え?なに?
ハカセ
ハカセ
なんでもないんじゃ。気をつけて帰るんじゃぞ。
マナブ
マナブ
。。。。。またね!ハカセ。

まとめ

前回に続き、今日のテーマは“本当のお金持ち”

ハカセは予定どおり、前回の最後に出題した
「働かなくても暮らしていけるほどのお金があるお金持ちがなぜ働くのか?」
という問題の答え合わせから始めた。

マナブは自分の回答のほかにクラスメートの回答とママの回答も用意してハカセに聞かせたがどれも不正解だった。
ハカセは以前見せた“生き方ピラミッド”を用いて、マナブに正解を教えた。

お金持ちが働き続ける理由は、自分にとって“本当にやりたいこと”だから
(自分のビジネスに“生きがい”を感じているから)

その上で、“本当のお金持ち”とは、“単純にお金をたくさん持っている人”のことではなく、下記の人だと伝えた。

“本当のお金持ち”とは、金融リテラシーを身につけている人

ハカセはマナブに、“お金の知識がないと悪い人が寄ってきやすい”ことや、“お金そのものよりもお金を手に入れるための知識やスキルのほうがよっぽど価値がある”ことを丁寧に説明した。
はじめはいまいち納得できなかったマナブだったが、説明を聞くうちにスッキリした表情を見せた。

「どうすればお金持ちになれるのか」
そのことばかり気になってしかたがなくなってマナブは、ハカセにそれを尋ねた。
するとハカセは、「お金持ちになれるかどうかは職業で決まる」と言う。
芸能人でもスポーツ選手でもなく、お金持ちになるためには下記だと伝えた。

お金持ちになる方法は、資本家(ビジネスオーナーや投資家)になること

マナブはだんだん資本家に対して「楽してお金儲けしてる」と感じてきてしまったが、それに関してはハカセは次回のテーマ“お金を稼ぐ”で説明するという。

ハカセが“本当のお金持ち”というこのテーマで伝えたかったこと。
それは、みな気づかないうちにだれかから幸せを与えてもらってる、ということ。

「“ビジネスで社会を豊かにしてくれるお金持ち”は日本経済を救う“現代のヒーロー”」
ハカセは本気でそう思っていると明かした。
マナブも、たくさんの人を幸せにしているから確かにそうだと感じた。

終わり際、ハカセは何かを言いかけた。が、やめた。
何を言おうとしたのか、マナブは少し気になったが「きっとハカセのことだからちゃんと考えてくれてるんだ」と自分に言い聞かせ、気にしないようにした。

  • お金持ちは働かなくても暮らせるのになぜ働くの?
    • 自分のビジネスに“生きがい”を感じているから
  • 本当のお金持ちとは?宝くじで1等を当選した人はお金持ち?
    • 本当のお金持ちは“金融リテラシー”を身につけている人
    • もし庶民が大金を手に入れたとしても“使う”ことしかできない
  • お金持ちと庶民のちがいはどういうところ?
    • お金持ちは“価値”・“逆算”・“適正”の3つをよく知っている
  • お金持ちになるにはどうすればいいの?
    • 資本家(主にビジネスオーナー)になること

参考文献