夢を叶えるたったひとつの方法

さあ、さっそくやっていこうか！

“夢の叶え方”をひと言で表すと
“夢をビジョンに変換すること”
じゃ。少し強引じゃがの。

「夢が叶うのはひと握りの人だけ」と聞いたことはないか？

この２つは矛盾しておるんじゃが、マナブはどちらが正しいと思う？

「夢が叶うのはひと握りの人だけ」
「あきらめなければいつか必ず夢は叶う」
どちらもこの文章だけでは判断がつかんのじゃよ。

なぜなら、夢を叶えるためには欠かせない２つの条件が抜けておるんじゃ。

それは
”正しい努力をすること”
“人生のタイムリミット”
の２つじゃ。

極端な話じゃが、ワールドカップを目指す少年がリフティングばかり練習してる、というのが“正しい努力”ができておらん例じゃ。

どれだけがむしゃらにがんばっても“正しい努力”をしないと夢に近づいていかんのじゃ。

たしかに“夢”と“ビジョン”は意味が似ておる。
ただ、決定的なちがいがある。

それは、“自分とつながっておるかどうか”じゃ。

“夢”は、自分と理想像のあいだがつながっておらん。
じゃから夢のままでは理想像までの距離も足りないものもすべきことも全部があいまいなんじゃ。

“ビジョン”は、自分がこういうふうに行動していくという方針や計画を踏まえて、その先にある自分の未来像じゃから、自分と未来像がつながっておるんじゃ。

“夢”を“ビジョン”に変換することで、未来像に到達するまでのステップがしっかりと見えた状態になるということじゃな。

ハンバーグを完成させるには、
“なんの食材が必要か”
“どういうステップが必要か”
ということをまず調べたり考えたりする。

そして足りないものをそろえてから、そろえた食材とステップで作っていき完成させる。

それこそが
夢をビジョンに変換して理想像と自分をつなげること、
すなわち
“夢の叶え方”
なんじゃ。

モチベーションを保つことが大事じゃ。
そのやり方はいろいろあるんじゃが、それはまたマナブが高校生になって人生の計画を立てるときにくわしく話そう。

じゃから
“新しいものを取り入れたいなら、何かを捨てる必要がある”
ということじゃな。

自分にとって、価値の小さいものを捨て、価値の大きいものを得る。
それを続けていれば成長していき夢に近づいていくんじゃ。

“親や先生の言葉を鵜呑みにして夢をあきらめてしまう”
ということじゃ。

怖い言葉じゃが、そういう人たちのことを“ドリームキラー”と呼ぶんじゃ。
それは意外にも身近にいて、親や先生や友だちがそうだったりする。

厳しい現実をつきつけてしまうようで心苦しいんじゃが。。。

じゃが、相手のことを想っているようで、実は自分のことを考えて発言してるケースもある、ということを忘れてはいかんのじゃ。

たとえば、親の場合、その子に堅実な道に進んでほしいのは“自分が安心したいから”という可能性じゃ。
我が子が不安定な収入の職業に就いてしまうと老後まで常にヤキモキ不安を抱えて生きなくてはいけない。
早く自分の手を離れて自立してほしい、という思いがもしかしたらあるのかもしれない。

友だちであれば、自分と同じレベルの企業に就職してくれないと、もともと同級生だった人が大きな夢を叶えて大成功して富や名声を築いたとき、自分の生活がみじめに感じてしまうから成功してほしくない、と無意識に思ってるのかもしれない。

たとえ親友や肉親であっても、だれかの意見を鵜呑みにしたり、人の顔色をうかがったりして、自分の夢・チャレンジしたいこと・本当にやりたいことを我慢して生きるとまちがいなく後悔してしまう。

人生は一度きりしかない。
他人が決めた人生を歩んで幸せになれなかったとき、あとでその親や友だちを憎んだり恨んだりしたって時間は戻ってこないんじゃ。

そんな中でも進んじゃいけない暗いほうと、進むべき明るいほうを感じとるんじゃ。
そして、そのまぶしさに目をそむけずに少しずつ目を開いていく。
そうすれば目の前には光へ向かういくつもの道が広がっておる。
その中でいちばん自分らしい道を選び、ゆっくり歩きだすんじゃ。

マナブの人生はマナブのペースでかまわんのだから焦ることはないよ。
わしと一緒に一歩一歩前へと歩んでいこう。